読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ただ文章を打ってたいんだ。

気持ちただ漏らし備忘録

お年寄りのような休日

朝飯のグラノーラを調達しに出かけた。
飲みかけのペットボトルを片手にレジへ進む。やましいこともないし、財布の中をまさぐるにも不便だからレジの台に置いた。

店員さんは流れるようにそれを掴む。こちらが「?!」と表情を変える隙さえ与えない。
バーコードリーダに読み込ませるべくゴリゴリゴリゴリゴリゴリ、激しく押し付け始めた。

うんともすんとも言わない。

ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ。

他に客もいないし、幸いにして底意地も悪いので、その様子をぼーーーっと、ぼーーーっと眺める。確実に嫌われるタイプの行動だ。

いつ気付くのかな?
中身が半分しかないこと。
いつ気付くのかな?
某スーパーのテープが貼ってあること。
いつ気付くのかな?
そして、この店で取り扱っていないペットボトルであること。

いつ気付くのかな?
いつ気付くのかな?
いつ気付くのかな?

瞳孔が半分くらい開いたような薄い表情でひたすら眺める。貴重な休日を意地悪で過ごすのだから、性格が悪いのにも程がある。
昨日からこんな調子なのだから、出直した方が良い。
「それ、違います」
ようやく言って店を出た。

また、行きつけの書店へ行く。
店頭に飾ってあったピース又吉のコーヒーが気になって仕方がなかったからだ。

900mlのペットボトルを9本セット販売。

車でここまで来るかキャリーカートを持参するかしないと無理無理無理。死ぬ死ぬ死ぬ。宅急便?どこか凹んだりしたら嫌だから使いたくない。
レジで聞けばもしかしたら、と期待をしたものの世の中そんなにうまく出来てはいなかった。

「又吉のコーヒーバラ売りしてますか」
「セットのみの販売となります」
「わかりました」
そんな乞食を見るかのような目をしないで欲しい。セットはいらないけれど、一本欲しいなんて。乞食そのものだから。

となるとやはり、ここから約10kgを持ち帰る人も早々にいない。買います!と言う人は大半宅急便送りにするのだろう。駐車場が同じ建物内にないから、車で来たとしても駐車場まではその約10kgを抱えなければならない。キャリーカートもよく考えれば段差を越える為に一瞬持ち上げたりするだろう。
諸々思いを巡らせて、セット販売にこだわらなければ良いのに……と思うから乞食扱いされる。バラ売りなら、今ここに買おうと手にしている人がいるのに……と思うのもまた乞食扱いされる。
今一番の目玉作家の商品を叩き売る筈がない。そもそも、書店が割引セールをしているところなど、かなりのレアケースだ。全ては売れ残り具合なのだろう。

しばらく待つことにして、書店を後にした。
待ったところでバラ売りになるかどうかはお天道様次第。お願いしますよ、お天道様。